先日からPythonがマイブームになっている状態で、「Excel×Python最速仕事術」を読みながら、最新バージョンのPython3.8.3のインストールが完了したところだったりします。
「Excel×Python最速仕事術」に従うと、Pythonのインストールの次は、「Visual Studio Code」のインストールってことになっています。
なので、この順番にしたがって、Visual Studio Codeをインストールして、Pythonでの開発が出来る様に設定をしちゃいましょうって感じです。
ってことで、今回のお題は「Windows10にVisual Studio Code(VS Code)をインストールして日本語化してPythonで開発できるようにするまでの方法ついて。」です。
Visual Studio Codeとは
一応、「Visual Studio Code」について簡単にまとめてみました。
Visual Studio CodeはMicrosoftが開発したWindows、Linux、macOS用のソースコードエディタである。デバッグ、埋め込みGitコントロールとGitHub、シンタックスハイライト、インテリジェントなコード補完 、スニペット、コードリファクタリングのサポートが含まれる。カスタマイズ性が高く、テーマやキーボードショートカット、環境設定を変更できたり、機能を追加する拡張機能をインストールすることができる。ソースコードはフリーでオープンソースで、寛容なMITライセンスの下でリリースされている。コンパイルされたバイナリはフリーウェアである。
Wikipediaより
とのことで、コード補完機能があるので、便利にプログラムが書けたり、コードの重要な部分がハイライトされたりって、初心者にでも便利に使えます。
また、プログラム開発にとって便利なデバッグ機能や、コードリファクタリング機能やGitHubとの連携やカスタマイズ機能など、現在の開発ツールとしては、一番人気なようです。
Visual Studio Codeのダウンロードについて
Visual Studio Codeは、公式サイトからダウンロードします。
公式サイトを開いたら、「ダウンロード」部分をクリックします。
「ダウンロード」画面に移行したら、自分の環境にあったインストーラーをダウンロードします。
私の場合は、Windows版の「System installer」の「64 bit」をダウンロードしました。
64bit、32bitについては、自分の環境にあったものを選択するしかないのでしょうが、「User installer」と「System installer」については、サイトにも説明がないので、以下、簡単な説明を書いてみました。
ちなみに、「.zip」ってのもありますが、これはインストーラーが付いていないバージョンなんで、今回は無視しておきます。
「User installer」と「System installer」の違いについて
ここは、自分がインストール先のPCの管理者権限を持っているかどうかで判断するってのがスマートな判断なのかと思います。
管理者権限を持っているかどうかなんですが、PCが自分のもので、cドライブのアクセス権が普通にあって、普通にPCを運用出来ているような場合だと、管理者権限を持っていると思っていいんじゃないでしょうか?
また、PCを共有の個別のユーザーで使っていたり、セキュリティー意識の高い会社や団体などのPCを使っていたりする場合は、そのユーザーに管理者権限が与えられていないことが多いようです。
というのも「System installer」の場合は、いつものプログラムフォルダにインストールされますが、「User installer」の場合は、ユーザーフォルダの下にインストールされることが前提になっています。
まあ、管理者権限が与えられていないユーザーがVisual Studio Codeをインストールすることは少ないでしょうから、多くの方は「System installer」を選択した方が良いのではないでしょうか?
私の場合は、「System installer」を選択しているので、ここから先は、「System installer」前提のお話しをさせて頂きます。
Visual Studio Codeのインストールについて
ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストールを開始します。
インストールが始まると、まずは使用許諾の確認などで、同意して、次に進みます。
次にインストール先のフォルダの決定ですが、このままデフォルトで進みます。
ここもデフォルトで進みます。
次に、オプションの選択ですが、初期状態で「PATHへの追加(再起動後に使用可能)」の部分にのみチェックが付いていますので、デフォルト通り、ここのチェックだけをONにして、次へ進みます。
他の項目に関しては、お好みで。
確認の画面が表示されたら、「インストール」ボタンをクリックして、インストールを開始します。
この画面が表示されたら、インストールは完了です。
「完了」ボタンを押して、画面を閉じましょう。
ただ、デフォルトで「Visual Studio Codeを実行する」にチェックが入ったまま「完了」ボタンを押してしまっていると思いますので、一度立ち上がったVisual Studio Codeを閉じて、PATHを有効にするためにも、今一度PCを再起動して、先に進みましょう。
拡張機能の導入について
PCの再起動が完了したら、さっそくVisual Studio Codeの起動してみましょう。
現状だと、メニューとか英語表記のままですし、Pythonでプログラムを書いても便利な機能が有効に活かせません。
なので、ここは「Excel×Python最速仕事術」にそって、Visual Studio Codeを日本語化する拡張機能のJapanese Language Pack for Visual Studio CodeとPythonのコード入力を支援する拡張機能のPython Extension for Visual Studio Codeの2つの拡張機能をインストールします。
Visual Studio Codeを日本語化する拡張機能のJapanese Language Pack for Visual Studio Codeのインストールについて
まずは、日本語からです。
Visual Studio Codeの起動直後の画面の左端の一番下のExtensionアイコンをクリックします。
すると、「Search Extension in Marketplace」という検索ボックスが表示されます。
この検索ボックス「japan」と入力すると、「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」が表示されますので、「Install」部分をクリックします。
インストール処理は、すぐに終わって、下のような画面になりますので、「Restart Now」をクリックして、Visual Studio Codeをリスタートさせましょう。
下のような画面の感じで、日本語化されているはずです。
Pythonのコード入力を支援する拡張機能のPython Extension for Visual Studio Codeのインストールについて
今度は、Pythonのコード入力を支援する拡張機能のPython Extension for Visual Studio Codeのインストールです。
もう一度、画面の左端の一番下のExtensionアイコンをクリックすると、日本語された「Marketplaceで拡張機能を検索する」という検索ボックスが表示されるので、「python」と入力します。すると「Python」が検索されますので、「インストール」をクリックします。
下のような画面になったら、インストールは完了です。
インストール後の動作確認
ここまでのインストールが完了したら、「Excel×Python最速仕事術」に従って、動作の確認をします。
画面右上のエクスプローラーアイコンをクリックします。
Visual Studio Codeのエクスプローラーが開いて、下のような画面になったら、「フォルダーを開く」をクリックします。
「フォルダーを開く」画面が開きますので、好きな場所に「python_prg」というフォルダーを作って、この「python_prg」を選択しましょう。
すると、下のような画面になります。
ここで「PYTHON_PRG」の右横部分をクリックして、新しいファイルを作成します。
新しいファイル「sample.py」を作成したら、こんな感じになります。
右側のエディタ部分に「print(“日本語”)」と入力し、ファイルを保存します。
「実行」メニューから「デバッグなしで実行」をクリックします。
すると、画面下のターミナル部分のごちゃごちゃ表示されている中に「日本語」と表示されているのが確認できます。
ここまでで、インストールからの動作環境の全ての工程が完了です。
最後に
さて、これでやっとPythonと戦う準備が整ったって感じです。
仮にマラソン競技に例えると、まだスタートラインにも立てておらず、練習用の靴を買った位の段階だったりしますがね。
今後、実際に「Excel×Python最速仕事術」を読み進めながら、プログラミングしていき、その折々で記事にしてみようと思っています。