久々に以前作ったAccessのプログラムを起動したところ、「このプロジェクトのコードは、64ビットシステムで使用するために更新する必要があります。Declareステートメントの確認および更新を行い、次にDeclareステートメントに PtrSafe 属性を設定してください。」なんて、メッセージボックスが表示されて、VBAがストップしちゃいました。
まあ、この手のアクシデントなんですが、前に書いた記事をチラ見すれば、一発で解決のはずです。
が、しかし、それ以外にも問題が発生!
本来ならここで、その問題を一つずつ潰して行けばいいんでしょうが、ちょっと面倒になっちゃいました。
とりあえず、Officeを64bitから32bitに変えればいいんじゃね~。ってこと。
ってことで、今回のお題は「昔作ったVBAを動かすために Office 365 Business (改めMicrosoft 365 Apps for enterprise)を64bit版から32bit版に変更して再インストールし直す方法について。」です。
Office 365 Business (改めMicrosoft 365 Apps for enterprise)に関して
私が契約しているのは「Office 365 Business」なんですが、2020年4月22日に「Microsoft 365 Apps for enterprise」って名前になっちゃいました。機能的にもアップしたのかも。
それからというもの、いつの間にか64bit版が標準でインストールされるようになったみたいです。
まあ、本題とは関係ない、どうでもいいお話しなんですけどね。
64bit版の問題について
Officeなんですが、大きなデータが扱えたりするので、本来は64bit版を運用する方がいいのでしょうが、問題は過去に作り込んだVBAが動作しなくなっちゃうってこと。
ちなみに、Windows10の場合は、Officeは64bitが推奨のようです。
まあ、いずれは動かないVBAは、直さなければならないんでしょうが、色々あって、ちょっと面倒。
じゃあ、問題があるAccessだけ32bit版にすればいいんじゃね~、って思いたいところですが、Office 365の場合、単体での32bit化は出来ないってサポートセンターからの冷たいお言葉。
じゃあ、Office 365全体を32bit版にするしかないんじゃね~ってことで、一旦インストール済みのOffice 365の64bit版をアンインストールしてからOffice 365の32bit版をインストールしようって感じです。
Office 365 Business (改めMicrosoft 365 Apps for enterprise) 32bit版のインストール方法
まずは、既にインストール済みの64bit版をアンインストールします。
64bit版のアンインストールが完了したら、Office 365のページにアクセスし、「マイ アカウント」を開きます。
「マイ アカウント」が開いたら、「アプリとデバイスを表示」をクリックします。
「アプリとデバイスを表示」が開いたら、バージョンを「32bit」にし、「Officeのインストール」をクリックします。
後は、画面の指示に従ってインストールしていきます。
Office 365 Business (改めMicrosoft 365 Apps for enterprise) 32bit版の確認方法
インストールが完了したら、Officeアプリを起動します。起動するアプリは、何でも良いですが、今回は、Excelで確認します。
Excelを開いたら、「アカウント」をクリックします。
「アカウント」が開いたら、「Excelのバージョン情報」をクリックします。
「バージョン情報」の画面が開いたら、32bitであることを確認します。
32bitが確認出来たら、インストールが完了って感じです。
最後に
今回は、以前に作った32bit版のVBAが動かない時の対応で、64bit版のOfficeを32bitのOfficeにダウングレードするって、消極的な対応をしてみました。
ただ、今後インストールされるOfficeは全て64bitになるでしょうし、近いうちに32bit版のOfficeは少なくなっていくことでしょう。
いずれ、どっかのタイミングでVBAを64bit化させる必要があるでしょうね。
それまでの逃げの一手として、是非今回の方法をお試し下さい。