先日、愛機のThinkPad X1 Carbon片手に移動しながらお仕事をしていたところ、ちょっとWi-Fiルーターの死角的な部分になっていて電波の届きにくいところありました。
そんな時、Wi-Fiの中継機があれば問題ないんでしょうが、手元にはありません。
そこで、しかたなく、愛機のGalaxy Note10+のテザリング機能でネットに接続しよとしたところ、ふと気になったのが「Wi-Fi共有」なる機能。
この、「Wi-Fi共有」なんですが、採用されている機種は意外に少なく、いまひとつ認知度のない機能だったりしますが、意外に便利な機能ってことで、今回のお題は、「Galaxy Note10+のWi-Fi共有機能って?Wi-Fiの中継局になる機能なんですよ。」ってことです。
そもそも「Wi-Fi共有」って何?
なんか、ネーミング的に微妙なこの「Wi-Fi共有」なんですが、Galaxy Note10+の設定画面には、こんな風に書かれています。
「端末のWi-Fi接続を、Wi-Fiテザリングで接続されている他のデバイスと共有します。自動Wi-Fiテザリングが有効な間、Wi-Fi共有が使用されます。」
なんじゃこりゃ!ってな説明で、若干イミフだったります。
これを解読するには、ひとまず、テザリングについて調べて見る必要があります。Wikipediaによると、
テザリング(英: tethering)とは、WANに接続する機能を有するモバイル端末(携帯電話回線に接続されたスマートフォンなど)をアクセスポイントとして設定し通信を中継することにより、その端末とLAN等で接続された機器をインターネットに接続することである。
Wikipediaより
って、ことだったりします。
さて、ここで注目なんですが、「WANに接続する機能を有するモバイル端末をアクセスポイントとして設定し通信を中継すること」ってあります。要は、この「WANに接続する」ってところがキモだったりします。
この「Wi-Fi共有」がなければ、テザリングを開始と同時にスマホのWi-Fi接続がOFFになる印象があるのではないでしょうか?
で、まとめると、テザリングした先の接続が公衆回線ではなく、Wi-Fi環境でもOKなテザリングが出来るってことです。
まあ、Wi-Fiの電波が使える場所で、わざわざスマホにテザリングして、PCを使おうってのも微妙な感じで、PC直でWi-Fiに繋ぎゃあいいんじゃね?ことになりかねまぜん。
しかし、私のGalaxy Note10+はドコモ契約なので、出先で「docomo Wi-Fi (もとい d Wi-Fi)」などが拾えるようだと、Galaxy Note10+を「docomo Wi-Fi」に繋いで、PC等でわざわざ「docomo Wi-Fi」に繋がなくても、Galaxy Note10+にさえテザリングしていれば、PCはGalaxy Note10+経由で、「docomo Wi-Fi」に接続出来るってな寸法だったりします。
なので、公衆Wi-Fiの接続設定は、Galaxy Note10+のみにして、PC含めて、その他のデバイスは、全てGalaxy Note10+との接続の設定だけで大丈夫って感じです。
「Wi-Fi共有」の方法。
「Wi-Fi共有」機能を使うには、設定画面から、「接続」をタップします。
「接続」から「テザリング」をタップします。
「テザリング」で、「Wi-Fiテザリング」を「ON」にして、「Wi-Fiテザリング」をタップして、「Wi-Fiテザリング」を開きますます。
「Wi-Fiテザリング」の右上の点が3つ縦に並んでいるメニューをタップして、サブメニューを表示します。
サブメニューで、「Wi-Fi共有」をタップします。
「Wi-Fi共有」を「ON」した後は、PC等それぞれのデバイスをテザリングしちゃって下さい。
上の図のように、スマホのWi-Fiも有効になっているマークがついています。
この状態で、スマホは、Wi-Fi接続された状態を維持しつつ、テザリングが可能になっています。
最後に
しかし、残念ながら、この便利な「Wi-Fi共有」に関してですが、以前に使っていた「Xperia」系にはついていないようです。
「Galaxy」シリーズ以外では、「HUAWEI」の機種だと「Wi-Fiブリッジ」と言う名称で似たような機能が使えるようです。
ただ、Galaxy Note10+の場合、一度だけ「Wi-Fi共有」を設定しさえすれば、以降は「Wi-Fi共有」をそのまま使ますが、「HUAWEI」の場合は、その都度設定を「Wi-Fiブリッジ」の設定をする必要があるようです。
って、ことで、やっぱりスマホは「Galaxy Note」がベストかなって感じだったりします。