今回は意外にもOracleのお話しです
私の愛用のノートPC「レッツノート CF-S10」ですが、デモをしたり、開発したりする為にOracle 11gをインストールしています。
で、それがノートPCが故に、当然外出先に持って行ったり、外出先でネットワークに繋いだり、方々で大活躍しております。
さて、ここで問題となるのは、Oracle 11gに関してです。
Oracle 11gには、データベース環境を管理する為のツール、「ORACLE Enterprise Manager」があります。これを動かすためには、「OracleDBConsole」ってサービスが正常に動作していることが前提。なのですが、この「OracleDBConsole」ってのがIPアドレスの変更とかに、めちゃくちゃ弱いんです。
「ORACLE Enterprise Manager」がちょいちょい動かなくなります
外出先のネットワークに繋ぐために、IPアドレスを変更したりすると、「OracleDBConsole」が起動しなくなり、それに伴って「ORACLE Enterprise Manager」も動かなくなります。
で、今回のお題は、この「OracleDBConsole」を復旧(再構築)させる方法に関してです。
あっ!ちなみに、念の為に環境はWindows7の64bitになりますので、ご了承下さい。
「OracleDBConsole」を再構築する方法
管理者モードのコマンドプロンプトを起動
注意点は、コマンドを入力するときに、コマンドプロンプトを管理者権限で実行することです。
実は、これが一番重要で、且つイマイチ情報が不足している部分で、私がハマった部分です。
下の図のコマンドプロンプトの左上に「管理者」が表示されていることを確認しましょう。
管理者モードでコマンドプロンプトを立ち上げる方法は、下のページをご確認下さい。
続いて、コマンド入力ですが、以下の2段階で、多くは、1の方法で再構築出来ると思いますが、上手く再構築で来なれば、2方法を試してみて下さい。
- リポジトリを再作成する
- リポジトリを削除して、改めて新規にリポジトリを作成する
リポジトリを再作成する
管理者モードのコマンドプロンプトからリポジトリの再作成のコマンドを実行します。
emca -config dbcontrol db -repos recreate
リポジトリを削除して、改めて新規にリポジトリを作成する
SQLPlusにSYSDBA権限でログインし、下のSQLで、ユーザをドロップする。
DROP USER sysman CASCADE;
DROP USER mgmt_view CASCADE;
DROP ROLE mgmt_user;
DROP PUBLIC SYNONYM mgmt_target_blackouts;
DROP PUBLIC SYNONYM setemviewusercontext;
管理者モードのコマンドプロンプトからリポジトリの作成のコマンドを実行します。
emca -config dbcontrol db -repos create
これでもダメなら
再インストールしてから、新たにDBを作成した方が良いも知れません。
最後に
とりあえず、これからは仕事の関係でOracleを使う機会が、また増えてくる予定です。
例えニーズがなくとも、備忘録の為にもOracle絡みのエントリーが若干増えると思いますが、ご了承下さい。
では、よい「Oracle」生活を!