以前から、ちょこちょこはイジってはいたPythonなんですが、先日『「退屈なことはPythonにやらせよう」と「Excel×Python最速仕事術」を読んでPython熱が上がった件について。』という記事に書いたとおり、本格的にPythonの火が付いちゃったふーたらです。
で、まずは、今回は「Excel×Python最速仕事術」に従って、Windows10に新規にPythonからインストールして、Excelを操作したり、Webの情報を漁ったりしようってことの第一弾として、Pythonのインストールについてです。
ってことで、今回のお題は「Windows10にPython 3.8.3(執筆時最新バージョン)をダウンロードしてインストールして動作確認をするまでについて。」です。
Pythonのダウンロードについて
まずは、Pythonの公式サイトにアクセスして、Pythonの最新バージョンをインストールします。
ちなみに、Pythonの公式サイトはこちらです。
今回は、Windows10へのインストールなので、「Download」をクリックして、開いたメニューの「Windows」をクリックします。
すると「Python Releases for Windows」の画面に移行するので、「Latest Python 3 Release – Python 3.8.3」のリンク部分をクリックします。(3.8.3は執筆時の最新バージョンです。記事を読むタイミングによっては、バージョンがアップしているかも知れませんのでご注意下さい。)
「Python 3.8.3」の画面に移動したら、画面の下の方までスクロールして「Windows x86-64 executable installer」を探してクリックします。
ちなみに、ここでのダウンロードファイルは、64bit版の実行形式のインストーラです。
今回対象の一般的64bit版のWindows10以外の方は、ご自身の環境にあったファイルをダウンロードして下さい。
Pythonのインストールについて
ダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
今回のインストールに関しては、「Excel×Python最速仕事術」に倣って、「Add Python 3.8 to PATH」にチェックを入れた上で、「Customize installation」をクリックします。
ここで「Add Python 3.8 to PATH」にチェックを入れることで、インストーラーがPythonをインストールしたフォルダにPATHを通してくれるので、その後の作業が楽になります。
次に「Optional Features」の画面に移行します。ここは全てのチェックが入っているので、そのままにしておきま。
もし、チェックが漏れているようでしたら、全てにチェックして下さい。
全てのチェックがONのなっている事を確認して、「Next」ボタンをクリックします。
ちなみに、ここのオプション内容は、こんな感じです。
- Documentation
ドキュメント類です。英語のみですが、有って困ることはないでしょう。 - pip
モジュールを追加したりするのに使うので、必須です。 - tcl/tk and IDLE
開発環境とツールですので入れておきましょう。 - Python test suite
ユニットテストのフレームワークなので、入れておきます。 - py launcher、for all users (requires elevation)
Pythonランチャと言って便利なもののようです。全ユーザーが使えるようにしておきます。
「Advanced Options」の画面に移行したら、全てのオプションにチェックを入れます。
さらに、「Excel×Python最速仕事術」に倣って、「Customize install location」の欄に「C:PyPython38」に変更します。(半角の「」を欄に入力すると勝手にバックスラッシュになります)
上記のチェックの内容を確認した上で、「Install」ボタンをクリックします。
ちなみに、ここのオプション内容は、こんな感じです。
- Install for all users
なんか、ちょっと前にチェックを入れた気もしますが、全ユーザーが使えるようにしておきましょう。 - Associate files with Python
Pythonファイルの関連付けの設定ですので、有ったほうが便利だと思います。 - Create shortcuts for installed applications
開発環境のIDLEやドキュメント類のショートカットが作成されます。 - Add Python to environment variables
最初の画面のPATH設定と同じような感じで、環境変数設定も設定してくれるようです。 - Precompile standard library
標準ライブラリをプリコンパイルしてくれるようです。 - Download debugging symbols
後からでも良いのでしょうが、デバッグは必須だと思います。 - Download debugging binaries (requires VS 2015 or later)
後からでも良いのでしょうが、一応VSを使うこともあるので入れておきます。
下のような画面が出れば、Pythonのインストールは完了です。
赤く囲んだ部分に「Disable path length limit」と表示される場合があります。これは、PATHの長さの長くなる場合に有効になるオプションになります。
私の場合は、以前に制約を解除していましたのこのオプションが表示されていません。
今回は、PATHを短くしたので、特に必要ありませんが、これを機会に制約を解除しておいた方が良いと思います。
と、いうことで「Close」ボタンをクリックしてこの画面を閉じちゃいましょう。
Pythonの動作チェック
ここで、一応念の為にPythonの動作をチェックしておきましょう。
コマンドプロンプトを開いて、「py -V」と入力してみましょう。
こんな感じで「Python 3.8.3」と表示されれば、上手く行ったってことです。
次に、Pythonの標準の開発環境のIDLEで動作を確認しましょう。
Windowsのスタートメニューから「IDLE (Python 3.8 64-bit)」を起動します。
ここで、お約束の「print( “Hello, Python” )」と入力します。
こんな感じで、「Hello, Python」と表示されれば、無事にPythonのインストールの全行程の完了です。
最後に
Pythonのインストールですが、デフォルトのインストールでも全く問題無かったりします。
ただ、新しいことを学ぶ上で、自分が何を、どのように選択して、インストールされているかって、かなり重要なことだと思っていますので、今回はオプションを1つずつ確認して行きました。
さて、この後は、「Excel×Python最速仕事術」に倣って、Visual Studio Codeをインストールする予定です。