PCに新しいバージョンのAnacondaをインストールしたり、Anacondaを初期化したりしようとする時に、既にインストール済みのAnacondaをインストールしたいと思うこともあるかと。
そんな時に、スッキリとAnacondaをアンインストールする方法をまとめてみました。
Anacondaを完全にアンインストールする手順
Windows11でAnacondaを完全にインストールする手順は、以下の通りです。
- Anaconda Cleanのインストール
- Anaconda Cleanの実行
- 環境フォルダとパッケージフォルダの削除
- 「設定」からのAnacondaアプリの削除
以上がアンインストールの手順となります。
各手順の詳細を以下の通りとなります。
Anaconda Cleanのインストール
Anaconda Cleanをインストールは、「Anaconda Prompt」で行います。
Windows11のスタートボタンから、スタートメニューを開き、「Anaconda Prompt」を開きます。
「Anaconda Prompt」に「conda install anaconda-clean」と入力し、実行します。
Anaconda Clean関連のパッケージがダウンロードされ、アップデートを促されますので、「y」を入力して下さい。
「done」が表示されるとインストールは完了です。
Anaconda Cleanの実行
Anaconda Cleanのインストールが完了したら、「anaconda-clean」コマンドを実行します。
その際に、「–yes」のオプションを付けて、
anaconda-clean --yes
と入力します。
「–yes」のオプションは、ファイルや削除の確認をしないオプションになります。いちいち確認されたところで、よく分からないので、ここは確認不要のオプションを付けておきましょう。
処理が完了すると、下のような画面になります。
実行の結果、バックアップが自動的に作成されます。バックアップフォルダは自動的に作成されます。今回は、「.anaconda_backup\2024-03-20T150604」フォルダが自動的に作成されました。
環境フォルダとパッケージフォルダの削除
エクスプローラーで、anacondaフォルダの下の「envs」フォルダと「pkgs」フォルダを削除します。
「設定」からのAnacondaアプリの削除
最後に、Windows11の設定を開き、「アプリ」から「インストールされているアプリ」を選択し、普通に「Anaconda」アプリを検索し、アンインストールを行います。
Anacondaのアンインストーラーが起動します。
後は、アンインストーラーの指示に従い、アンインストールを進めます。
上の画面で表示されると、アンインストールが完了です。
最後に
今回は、Windows11でAnacondaを完全にアンインストールする手順についてまとめてみました。
後は、最新のAnacondaをインストールするも良し、別のPython環境をインストールするのも良しって感じです。
では、よいAnacondaライフを。