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Excelの緑色の三角形(エラーインジケーター)を一括で非表示にする方法と、そもそもこのエラーインジケーターって何?

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Excelを使っているときに、セルの左上に緑色の三角形が表示されているのを見たことがありませんか?

ちょっと複雑な表を作ったりしたとき、この緑色の三角形がチョイチョイ出て来ます。

でも、印刷の時は出ないので、放置されている場合も多いのでは?

ところが、Excelで作った表をWordに貼り付けたりする時には、ちょっと邪魔だったりします。

ということで、今回のお題は「Excelの緑色の三角形(エラーインジケーター)を一括で非表示にする方法と、そもそもこのエラーインジケーターって何?」です。

目次

緑色の三角形(エラーインジケーター)って、そもそも何?

緑色の三角形(エラーインジケーター)って、これのことです。

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緑色の三角形(エラーインジケーター)とは?

このセルの左上の緑色の三角形の正式名称は「エラーインジケーター」です。

この「エラーインジケーター」が表示されたセルを選択すると黄色の「!」マークのアイコンが表示され、この「!」のアイコンの上にマウスポインターを持ってくる「このセルにある数式が、セルの周辺の数式と異なっています。」等の情報が表示されます。

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さらに、「!」のアイコンをクリックすると、さらに詳しいメニューが表示される仕組みになっています。

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エラーチェックのルールについて

この「エラーインジケーター」は、予め設定された「エラー チェック ルール」に則って、入力された値や数式にエラーの可能性があるときに表示されるようになっています。

その「エラー チェック ルール」は、全部で10ルールあり、必要に応じて有効化することが出来ます。

ちなみに私の場合は、初期値では「空白セルを参照する数式」のみ無効化されている状態でした。

  1. エラー結果となる数式を含むセル
  2. テーブル内の矛盾した集計列の数式
  3. 2桁の年が含まれるセル
  4. 文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値
  5. 領域内の他の数式と矛盾する数式
  6. 領域内のセルを除いた数式
  7. 数式を含むロックされていないセル
  8. 空白セルを参照する数式
  9. テーブルに入力されたデータが無効
  10. 誤解を招く数値の書式

これらの10ルールに関して、イマイチ分かりにくいものもありますが、以下にオプション画面で表示されるルールの説明を書き出しておきますので、ご参照下さい。

エラーチェックのルールの詳細について

エラー結果となる数式を含むセル

#VALUE!や#DIV/0!などのエラー値を返した数式に対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

テーブル内の矛盾した集計列の数式

テーブルの列の数式と矛盾する数式または値を含むセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正を有効にします。

2桁の年が含まれるセル

4桁年表記でない文字列形式の日付が含まれるセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値

数値が数値形式ではなく文字列形式で入力されているセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。たとえば、Excelでは1と”1″は区別されます。

領域内の他の数式と矛盾する数式

矛盾した数式とは、両側のセルにある数式のパターンが同じである場合、それらとは異なるパターンを持つ数式のことです。

同じパターンを持つ数式は、矛盾した数式のあるセルの上下にある場合と、左右にある場合があります。

たとえば、セルA1の数式が”=B1″、セルA3の数式が”=B3″であり、セルA2の数式が”=B2″ではなく”=C2″であるとします。この場合、A1とA3は共に1列右にあるセルを参照していますが、A2はそのようなセルを参照していないため、A1、A3と矛盾していると見なされます。

領域内のセルを除いた数式

領域内の一部のデータを参照していない数式は”領域内のセルを除いた数式”と見なされます。たとえば、セルA1:A100にデータが含まれているが、数式に”=SUM(A1:A98)”という参照が含まれている場合がそうです。

数式を含むロックされていないセル

数式が含まれているが、ロックが解除されていて、シートがロックされているときでも編集可能となるセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

空白セルを参照する数式

空白セルを参照する数式が含まれるセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

テーブルに入力されたデータが無効

SharePointデータに連結しているテーブルの列データ型と一致しない値を持つセルに対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

誤解を招く数値の書式

誤解を招く数値の書式に対し、エラーインジケーターを表示して、エラー修正機能を有効にします。

エラーインジケーターを非表示にするには?

このエラーインジケーターを非表示にするには、エラーが発生したセルを選択し、表示される「!」マークの横に表示される「▼」をクリックしメニューを表示し、「エラーを無視する」を選択すると、エラーインジケーターは非表示になります。

シート上に、1つや2つ、エラーインジケーターが表示されており、それが邪魔な場合は、この方法で十分に対応可能です。

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エラーインジケーターを全て非表示にしたり、エラーチェックの設定を変更する場合?

シート上の、1つや2つのエラーインジケーターを非表示にするだけであれば、上記のやり方で大丈夫ですが、シート上に多数のエラーインジケーターがあるものを一気に非表示にしたり、そもそもエラーチェックを止めたいなどといった場合には、オプション画面で設定を変更しましょう。

エラーチェックのオプション画面を表示するには?

エラーチェックのオプション画面を表示するには2つの方法があります。

1つは、エラーが発生したセルを選択し、表示される「!」マークの横に表示される「▼」をクリックしメニューを表示し、一番下の「エラー チェック オプション」を選択する方法です。

もう1つは、「ファイル」メニューから「オプション」を選択し「Excelのオプション」画面を表示し、右側のメニューから「数式」を選択する方法です。

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どちらも、下の様な画面が表示されれば、OKです。

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エラーチェックを止めたり、ルールを変えるには?

表示された、「エラー チェック」部分では、エラーチェックを止めたり、色を変えたり、再表示したりすることが出来ます。

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また、「エラー チェック ルール」の部分では、必要なルールのみ選択してチェックすることが出来ます。

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最後に

まあ、時々邪魔な時もある「エラーインジケーター」ですが、上手く使えば、大変便利なチャック機能として、強い味方になるはずです。

これを機会に、改めて「エラーチェックのオプション画面」の内容を確認して、不要なチェックを外したりしてみてはいかがでしょうか?

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