以前からメールは「Gmail」を使っています。この「Gmail」に全てのメールを一元化しています。
メリットは、PCの移行に伴う作業が必要なかったり、どこでもモバイルで送受信出来たり、迷惑メール対策が結構良かったり。
唯一と思われるデメリットは、外部のPOPアカウントのメールを受信する場合、リアルタイムで受信出来ないって事くらい。
でも、仕事で使っていたりすると、これが結構致命的だったりします。
なので、「Gmail」のサブとして、「Mozilla Thunderbird」を使ってます。
ちなみに、以前、PC間のThunderbirdデータと設定の移行ように、こんな記事を書きました。
今回は、Windows10のPCへのThunderbirdデータと設定をお引っ越ししようってお題です。
事前準備として
まずは、新しいWindows10のPCにThunderbirdをインストールしましょう。
公式サイトからダウンロードして、インストールの実行ファイルをクリックするだけです。
基本的には、デフォルトインストールだけでも大丈夫でしょうけど、私の場合は「Gmail」をメインに運用しているため、「Thunderbirdを既定のメールプログラムとして使用する」のチェックを外しておきます。
それ以外は、デフォルトインストールを進めて行きます。
インストール後に下のようなセットアップ画面が表示されますので、ここは「キャンセル」ボタンをクリックしておきます。
次に表示される「システム統合」のダイアログですが、「既定のクライアントに設定するか確認」のチェックおw外して、「統合をスキップ」ボタンをクリックします。
これで、素(?)の状態のThunderbirdのインストールの完了です。
移行元メールと設定データのコピー
次に、移行元のPCからメールと設定を抜き出すのですが、「Mozilla Thunderbird」に関しては、メールメッセージやパスワード、ユーザ設定等がプロファイルにまとまってるので、かなり簡単にできます。
ちなみに、プロファイルの場所を知るには、Thunderbirdの右上の横三本のメニューから、「ヘルプ」、「トラブルシューティング情報」をクリックします。
すると、「トラブルシューティング情報」を表示されます。
「トラブルシューティング情報」が開いたら、一旦、Thunderbirdは終了して下さい。
この「トラブルシューティング情報」の「プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」をクリックすると、プロファイルフォルダーが表示されます。
プロファイルフォルダーは、Windows7の場合、「%APPDATA%ThunderbirdProfilesxxxxxxxx.default」になります。
「%APPDATA%」の部分 は、C:Users<username>AppDataRoaming です。<username> の部分は Windows のユーザアカウント名になります。また「xxxxxxxx」の部分 は、ランダムな英数字になります。
ここで、開いたプロファイルフォルダーの上の上の上のThunderbirdのフォルダごと、まるごとバックアップしておきます。
以上で、下ごしらえは完了です。
移行先へのメールと設定データの貼り付け
最後に、新しいWindows10のPCへのメールと設定データを貼り付けます。
移動元での作業と同様に、新しいWindows10にインストールしたばかりのThunderbirdの右上の横三本のメニューから、「ヘルプ」、「トラブルシューティング情報」をクリックします。
開いた「トラブルシューティング情報」の「プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」をクリックして、プロファイルフォルダーを開き、さらに上の上の上のフォルダに移動して「Thunderbird」のフォルダを移動元からコピーしたもので上書きしちゃいます。
既存のファイル等とかぶった場合は、全て上書きで貼り付けちゃって下さい。
これで、作業は完了です。
後は「Thunderbird」を再起動しちゃいましょう。
最後に
「Thunderbird」を再起動すると「ユーザープロファイルの選択」ダイアログが開きますので「default」を選択して「Thunderbirdを起動」をクリックします。
< p>「Thunderbirdを起動」をクリックしてから、しばらくするといつものThunderbirdが立ち上がりました。
ただ、私の場合は「しばらく」は30秒~1分程度(体感)位はかかった気がしました。
移動元のメール量とかに依存するのかな?
不安な方はタスクマネージャーのプロセスで、Thunderbirdの活躍ぶりを見てみましょうね。
ってことで、意外に簡単なThunderbirdのお引っ越しでした。